Case study

導入活用事例

株式会社関西東通様

Azure 運用・活用サポート

株式会社関西東通様

御社について教えてください。

株式会社関西東通は、放送関係の技術を担う総合プロダクションです。「『思い』『感動』を映像の力で社会へ届ける。」という理念のもと、事業を展開しています。カメラや音声に加え、VTR、VE、CGといった専門部署を社内に有しており、放送技術に関する幅広い分野で対応できる体制を整えています。これらの部門が連携することで、自社内だけでテレビ番組を1本制作できる体制を構築しています。

また、同じビル内のグループ会社が制作や編集を担っており、企画から技術、制作、編集まで一貫して対応できる環境となっています。放送に関する業務をワンストップで提供できる点も大きな強みです。長年にわたり数多くのテレビ番組やスポーツ中継、映像制作に携わり関西の放送を技術面から支えてきました。

制作会社からの「こんな番組を作りたい」「こういう演出をしたい」という想いに対して、技術的にどう実現するかを一緒に考え、提案していくことも多く、提案型の技術会社としての役割も担っています。

導入までの経緯や、導入前に抱えていた課題・ご要望について教えてください。

当時はオンプレミスでサーバーを運用していましたが、会社の規模に対してややリッチすぎる構成となっていました。動作が重いといったこともあり、サーバーのリプレースのタイミングで環境全体の見直しを検討しました。特に、OSのサポート終了のたびに物理サーバーのリプレースが必要になる点や、共有ディスクに障害が発生した際の対応負荷やコストの大きさは課題として認識していました。

その中で、「これからはクラウドの時代ではないか」という流れもあり、クラウド化を選択肢として、いくつかのサービスを比較検討しました。イー・アンカーさんから提案いただいた内容は他と比べても大幅にコストを抑えられるもので、最終的には半額以下となる見積もりでした。こうしたコスト面のメリットに加え、障害発生時の復旧を簡素化できる点にも魅力を感じ、クラウドへの移行を決定しました。

当初はすべてをクラウドに移行する形でスタートしましたが、実際に運用してみるとパフォーマンス面で課題がありました。その際、イー・アンカーさんと一緒にサーバー構成やスペックの見直しを行い、クラウドとオンプレミスを組み合わせた構成へと調整しました。そうした試行錯誤を経て、最終的には現在のアーキテクチャに落ち着いています。
また、クラウドであればサーバーのスペックを後から柔軟に変更できるため、最初から過剰な構成にせず、自社に合った現実的な環境からスタートできた点も大きかったと感じています。 結果として、移行後にユーザーから不満の声が上がることもなく、これまでと変わらない使い勝手を維持したまま環境を改善することができました。

株式会社関西東通様

Azureを選ばれた理由、また弊社にお任せいただいた理由を教えてください。

Azureを選定した理由としては、Active Directoryとの親和性の高さがありました。基幹システムを支える重要なインフラでもあるため、安定した環境で運用できる点は大きなポイントでした。また、他のプライベートクラウドと比較した際に、費用面でも大きな差があり、コストを抑えられる点も選定理由の一つです。

イー・アンカーさんに依頼した理由としては、構築費用が抑えられていたことに加え、技術的な説明が分かりやすく、要点を押さえた提案であった点が大きいと感じています。導入前の段階でも、要件を整理したうえで分かりやすく提示してもらえたことや、既存のネットワーク構成を活かした設計を提案してもらえた点は印象に残っています。

また、導入後にパフォーマンスの課題が発生した際にも、構成の見直しや調整に迅速に対応してもらい、短期間で再構築できた点は非常に助かりました。想定外の状況にも柔軟に対応しながら、一緒に最適な環境を作り上げていけたことが、イー・アンカーさんに依頼して良かったと感じている点です。

株式会社関西東通様

導入後、業務やサービスにどのような変化がありましたか?

導入後の変化として大きかったのは、コストの最適化です。サーバー本体だけでなく、UTMやUPSなどの周辺機器も見直し、社内インフラ全体のコストを抑えることができました。クラウドを活用することでサーバーの増減やスペック変更が柔軟に行えるようになり、運用面でも対応しやすくなりました。不要なサーバーを削除できるなど、継続的なコスト削減にもつながっています。

働き方の面でも変化があり、基幹システムへの外部アクセスが可能になったことで、場所にとらわれず業務ができる環境が整いました。出社頻度が減り、会社に設置しているPCの台数も削減できるなど、業務スタイルにも変化がありました。利用者からは大きな混乱や不満の声はなく、オンプレミスからクラウドへ移行したことに気づいていない社員も多かったと思います。それだけスムーズに移行できたと感じています。

また、印象に残っているのは災害時の安心感です。大阪北部地震の際には、クラウド上にデータがあることで「何があっても大丈夫だろう」という安心感がありました。BCP対策としても非常に有効だと感じています。さらに、Azureバックアップの導入によって誤削除や障害時の復旧も容易になり、日常的な安心感にもつながっています。

株式会社関西東通様

Microsoft365を利用されていない中で、長年サポートをご利用いただいている理由を教えてください。

サポートサービスは、日常的な運用の相談から、サーバー構成の見直し、トラブル対応まで幅広く利用しています。業務システムの入れ替えの際には、ベンダーとの調整や構成検討まで対応していただき、スムーズに移行を進めることができました。特にありがたいのは、「気軽に相談できること」と「対応の速さ」です。その場で相談しながら進められる点に価値を感じています。

インフラについてはほぼすべてイー・アンカーさんに相談しており、アーキテクチャレベルから一緒に検討できる点も特徴です。また、自社内で検討はできても検証までは難しい部分があり、その点を含めてイー・アンカーさんに頼ることが多いです。現在のインフラ環境は、イー・アンカーさんと二人三脚で作り上げてきたものだと感じています。

製品に関係なくインフラ全体を相談できる点が、Microsoft365を利用していない中でもサポートサービスを長年継続利用している理由です。結果としてAzure環境も安定稼働しており、長期的に安心して運用できています。

株式会社関西東通様

今後、特に力を入れていきたい分野や取り組みがあれば教えてください。

今後は、映像データの扱いがさらに重要なテーマになってくると考えています。現在は現場での収録や中継が中心ですが、今後はネットワークを活用して映像データをやり取りする場面が増えていくと見ています。ただし、4Kなどの大容量データを安全に扱うためには、セキュリティや通信環境も含めた基盤整備が不可欠になります。特に、外部に漏れてはいけない映像データを安全に受け渡しできる仕組みや、大容量データを安定して送受信できる環境は、これから整備していく必要がある領域だと感じています。

また、業界としても放送と通信の垣根がなくなりつつあり、これまで現場で完結していた作業が、リモートで行われるような流れも出てきています。将来的には、カメラマンが現場で撮影し、それ以外の作業は拠点側で行うといった分業型の制作スタイルも現実的になってくると考えています。そのためには、送信側だけでなく受信側の基盤も含めた環境整備が必要になると感じています。こうした変化の中で、放送で培ってきた技術を通信分野へ展開し、自社ならではの価値を提供していきたいと考えています。

一方で、AIやRPAなどによる業務効率化についても検証を進めており、日常業務の負荷軽減につなげていきたいと考えています。ただし、現時点ではAI活用そのものよりも、それを支える基盤の整備が優先課題だと認識しています。今後もこうした領域について、イー・アンカーさんと相談しながら、段階的に取り組みを進めていきたいと考えています。

株式会社関西東通様

同じような課題をお持ちの企業様へ、おすすめポイントやアドバイスがあれば、お願いします。

自社の規模や状況に合わせて、最適な構成を一緒に考えてくれる会社だと思います。特に、インフラ全体を見ながら現実的な提案をしてもらえる点は大きな価値がありますし、継続的に改善していくという観点でも非常に頼りになる存在だと感じています。また、レスポンスが早く、気軽に相談できる点も安心感につながっています。

ITを「導入して終わり」ではなく、「継続的に見直しながら運用していきたい」と考えている企業にとって、イー・アンカーさんは非常に相性の良いパートナーだと思います。

Product

導入活用製品

Microsoft 365の導入・運用サポート 株式会社イー・アンカー > 導入活用事例 > 株式会社関西東通様