【えみりーのお小言】 Office 365 「クラウドで下剋上!使わないと大手も崩壊しちゃうかも!?」
えみりーです。
えみりー、お引越ししたの。
まみーの家の近くに。
とっても近くに。
いいでしょ。
引っ越しそば一緒に食べて、どうぶつ園に行きます。
まみーが間違えて飼育員に捕獲されないように見張ってあげなきゃ。
今日は、Office 365の今後について考えてみます。
この間、会社の本棚を整理していて見つけた本。
『Modern Microsoft Partner Series ~クラウドやその先の未来の成功に向けてソリューション プロバイダーが知っておくべきこと~』
International Data Corporation、通称IDCが2015年~2016年にかけて、クラウドの近況について調査した結果がまとめられている本です。
元は電子ブックだったみたい。
えみりーが知りたかった、いろんな事が書かれてあるので、頭の整理がてら、まとめてみました。
クラウドに対する期待の高まり
2016年にIDCが調査した結果、企業の約80%がクラウドを導入しているということが判明したようです。
下のグラフは、9ページに掲載されている「IDC CloudView Survey」のデータを使って作成しました。
なんと、回答数11083件にものぼります。
通常、社会学でデータとして使い物になると判断されるのは、母体数10000人以上で400件前後の回答を得られた場合。
日本の人口が約1億2千人であることを考えると、十分なサンプル量ですね。
データの誤差範囲は5%未満。
信用できるデータということでみていくと、クラウドに対して無関心な企業は8%のみ。
つまり、92%の企業がすでにクラウドを導入しているか、検討中なのです。
これってすごい数字!
今後もクラウドの予算が増加する見通しだそうです。
これは、えみりーの感覚なのですが、お店にいって、商品在庫の把握や情報の共有ができていない状態を見ると、「あ~アナログ~」と、ついつい思ってしまう、あれ。
知らず知らずにクラウド化した世の中に慣れてしまっていて、クラウドを導入していない企業をみると、アナログ(=古い)な印象を受けてしまううさぎがいます。
クラウドが業績を上げる!?
さっき、えみりーの”印象”について書きましたが、あれって、あながち的外れでもないかもしれません。
実は、IDCさん、現実的な調査をしているのです。
世界中のパートナー750社を対象に調査を行ったようです。
世界中のパートナー企業のうち、収益の50%以上をクラウドであげている企業を”クラウド パートナー”と定義し、パートナーと”クラウド パートナー”の比較もしています。
注意しておきたいのは、750社の分布。
北米33%、欧州36%、インド・ブラジル・メキシコ31%。
ということで、日本は入っていないのかな??
でも参考にはなるはずです。
以下は、16ページのデータを使って作成しました。
クラウドで得た収益が20%以上の企業が、55%と、半数以上の企業が導入後に成果を上げているようです。
では、クラウド歴についてみてみましょうね。
3年以上が全体の60%を占めています。
上の図で、クラウドで得た収益が20%以上の企業が全体の55%と、クラウド歴3年以上の企業と数値が似通っていますね。
必ずしも「クラウド歴3年以上=収益20%以上」とは言えないかもしれませんが、近しいことは言えるようなのです。
それを示すデータが下の図です。
この数値は17ページから抜粋しました。
クラウド事業が3年以上の企業は、3年未満の企業よりも成長率が1.8倍、粗利益も1.2倍高いという結果が出たようです。
長く使えば使うほど、いろいろな機能を使いこなせるようになるので、結果につながりやすいのかも。
入社当初のえみりーみたいに、いちいち機能にびびっていては対応が遅くなりますし、たくさんの機能も宝の持ち腐れになってしまいます。
このデータも、パートナー企業750社中、671社から回答を得ているので、誤差範囲1%未満の、かなり優秀なデータです。
クラウドが業績へ与える影響は、決して無視できません。
しかも、使用歴が長ければ長いほど結果に結びつく確率が確実に上がっています。
早々にクラウドの導入と、促進が求められそうですね。
って、えみりーがクラウドびいきな宣伝ばかりしてるとでも思ったでしょ?
でも、実は次のデータはと~っても怖いの。
目をかっぴらいてご覧なさい!
クラウドを使わない企業は業界20位以内でも崩壊する!?
にゃんと怖い響き。
IDCの予想によると、2018年までに、クラウドを使わない企業は徐々に遅れをとっていくというのだから、迷っている暇はありません。
正確には、第3のプラットフォーム改革に対応しない企業は、どんな大手の企業でも崩壊する可能性があるということです。
第3のプラットフォームって何かって?
うさぎも知らないから調べたよ。
第3のプラットフォームとは、以下の四つで構成されています。
・ クラウド
・ ビッグデータ・アナリティクス ・ モビリティ ・ ソーシャルビジネス |
プラットフォームの第1と第2はどうしたって??
こっそり教えてあげるから、会社で差をつけてください。
第1のプラットフォームはメインフレーム(端末含む)のこと、第2のプラットフォームはクライアント/サーバーシステムのことです。
今後、第3のプラットフォームを構成する四つの要素が、IT業界を引っ張ってゆくと予測をたてているIDC。
具体的なデータは以下の通り(25ページから一部抜粋したデータ)。
第2のプラットフォームの年平均成長率は-4.8%に比べ、第3のプラットフォームの年平均成長率は10.7%。
歴然の差があります。
大きな企業もこの新しい波にあたふたしているみたいだけど、裏を返せば、新しく起業した会社が下剋上するビッグチャンス。
実際、このチャンスを逃さない企業はしたたかにクラウドの利用に100%力を注いでいることでしょう。
その理由は、上のグラフを見れば当然のように思えます。
第3のプラットフォーム変革に乗り遅れてしまったら、今後苦戦すること間違いなしでしょう。
第3のプラットフォームに関連した様々なサービスをあわせて、デジタル トランスフォーメーション(以下DX)と呼ばれていますが、2020年までに、Global2000企業の3分の2がDXを企業戦略の中心にするということです(IDC調べより)。
Global2000とは、世界の公開会社上位2000社のランキングのことなんだって!
こわ~い話だけど、現実はじわじわと第3のプラットフォームに飲み込まれていっています。
ぜひ、イー・アンカーでOffice 365の導入のご検討を!
今なら、もれなくえみりーがついてくるかも!?
ところで、引っ越しのご挨拶のお品って、あなたは何持って行ってる?
お隣さんがね、と~っても優しそうなおばあ様なの。
だから、ここは少し渋めに、えみりー茅乃舎のおだしでも持っていこうかな~?
えみりーには引っ越し祝いくださいね♪
えみりーより。
(配信日:2017年02月20日)